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ロイヤルコペンハーゲン、ビングオーグレンダールの製品の等級について

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一級品

 フィギュリンの底の三本波線にキズが無い。B&Gの場合、城マークにキズが無い。 検品の結果問題が無いと判断されたもので、正規品として(おそらく最初は定価で)販売されたものである。 手作業でペイントされるので一つとして同じフィギュリンはない。 一級品であっても完璧かどうかは別で極めて神経質に見ればなんらかの欠陥がある場合もあり、少々の白い点などは見逃される場合もある。
 また、製造後の取り扱いによって、クラックやヒビ、カケなどがある場合があるので、マークのキズだけに気をとられずに判断する必要がある。明らかな欠陥がある場合は、マークにキズが無くても、それに応じて価値が変わるのは明らかであろう。 年代によって着色の仕方なども異なるし、何を持って完璧とするかは難しいところである。(現在の頬の赤いフィギュリンは60年前だったら着色ミスで二級品となったかもしれないし、60年前の顔に色が入っていないフィギュリンは現在では二級品かもしれない。) 服の着色も色むらとみるか陰影とみるかは見る人によるであろう。 一級品であるとい うことは、完璧であるというよりも、一定の品質を満たして いると考えたほうがよい。 しかし、変な形のフィギュリンでも一級品は一級品である。一級品であるという安心感と満足感があり、特に断り無く売れるし、気兼ねなくプレゼントできる。

二級品

 フィギュリンの底の三本波線に対し、縦に1本キズが入っている。 B&Gの場合、城マークに対し横に1本キズが入っている。 キズは三本線が消えるほど深くすぐわかる場合もあるが、爪をたててなぞったり、光の角度を変えて見ないと分からないような浅く、かすかである場合があり、薄暗いところでは分かりにくい。
 なんらかの欠陥がある場合と、廃番や余剰在庫処分のために二級品として廉価販売する場合がある。 あきらかに欠陥が分かる場合と、欠陥を見つからず、なぜ二級品なのか分からない場合がある。判断基準もあいまいで、同じような欠陥があっても1級品だったり2級品だったりする。
 二級品という言葉には粗悪品というイメージがあるが、必ずしもそうではなく、良く見ないと発見できないような欠陥があるだけの場合が多い。 欠陥の評価は買う人が判断して決めればよいような気がするが、「どこかに欠陥がありますよ。注意してください。」「安く処分したものですよ。」という、RCの購買者に対する親切心・高い企業倫理の顕れ、または歩留まり向上・クレーム防止策と言えよう。
 一級品より二級は価格が安く、ロイヤルコペンハーゲンの本店に二級品を専門に販売しているフロアがある。また、日本国内のアウトレットでも二級品を販売している。 価格が安いかどうかについては人それぞれと思われるが、いろいろ種類が揃っていて、数もあるので欠陥の程度を見て、好きなデザインのものを入手することができる。一般的に新品でも二級品は箱が付かず、返品不可能である。 インターネットオークションでは実物が見れないので、品質の目安として明示するべきであろう。 二級品は25%〜50%安くなるのが相場なので、明示されていない場合には入札前に聞いたほうが良い。ヤフーオークションでは激安で落札されるケースがある。 御殿場周辺ではセカンドラインと呼ばれている。

三級品

 フィギュリンの底の三本波線に対し、縦に2本キズが入っている。あまり市場には出ていないようだ。

社員向け販売品

ロイヤルコペンハーゲンの社員が買う場合は、高率の社員割引がある。社員がそれを売らないように、フィギュリンの底の三本波線に対し、3本縦にキズが入れている。」という話を聞いたことがある。

Popeらの意見

「A Collector's Guide to Royal Copenhagen Porcelain」の著者 Nick and Caroline Pope は以下のように述べている。「多くの二級品を見てきたが、美しさは見る人により決められるものである。 二級品となる基準は不明確で、色の変化が通常と明らかに不良の中間にある。 1935年以前のものは現在ほど品質管理が厳しくなかったので光沢や色の欠陥があっても二級品の印はつけられなかった。 もし、フィギュリンが珍しく、魅力的であったら、二級品であることで購入を思いどどめるべきではない。 私たちの意見では、もしフィギュリンが珍しくかったら、欠点があっても買う価値がある。 二級品を買うべきかどうかは、買い手の個人的な問題で、二級品に我慢できない人もいる。(私たち(Popeら)は数多くの二級品、三級品、四級品を持っている。)」 Popeらは、珍しく魅力的であったら二級品であっても価値ありとしている。珍しくても変なフィギュリンであったら買うわけがないが、魅力的なデザインのフィギュリンが気にならないような欠陥のためにとても安く売られていたら嬉しい。 結局は欠陥と価格を比較して買い手それぞれが考えることだと思う。

マイセンの場合

 マイセンの場合剣に水平に一本線は白磁の状態で出荷されたもの。 二本線は欠陥品。 四本線は第二次世界大戦中、現物支給されたもの。1760年以降にみられ、欠陥品でも一本線の場合がある。 ロイヤルコペンハーゲンが2級品のマークを入れ始めたのは1920年代なので、どうやらマイセンが等級区別を発明したらしい。

欠陥の種類


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