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ダーツを抜けにくくするためのポイント用ヤスリ

かなり以前のことになりますが、スティール(ハードダーツ) をやり始めのころ、エルスタイル のハード リップを使ってみました。バランスとかの問題ではなく、床や壁の痛みが少しはましになるかなと思ってのことで、実際にはとても硬く床の痛みは変わりませんでしたが、とても良く刺さり、抜けにくいことがわかりました。もしかして、表面が荒れているのが良いのかと思い、ポイントをヤスリで荒らしてみたら、よく刺さり抜けにくいことがわかって、すごいことがわかったと思いました。しかし、そのあと間も無くヤスリで荒らすのは常識だったことがわかりました。

抜けにくいことがわかったときのツイート調べたら2016年9月でした。このときはまだあまりポイントを荒らすことについての情報がネット上には少なかったんです。

原理を推察すると、表面を荒らすことによって、抵抗が増えて抜けにくくなるということだと思います。抵抗が増えると刺さるときには刺さりにくくなるとも考えられますがなぜかそうはならず、刺さりは変わらず抜けにくくなります。これは動摩擦と静摩擦の違いかと思ってます。学校で習った、止まっているものを動かすには力がいるけど、動き出したら力は動きだしよりも小さくて済むという話です。刺さるときは速いので動摩擦、抜く時は止まっているので静摩擦になります。動摩擦の時は、表面の凹凸の影響が少なくなるので摩擦が小さく、静摩擦は表面の凹凸にボードの繊維が入り込むので摩擦が大きくなると思います。

そんなことはどうでもよいですが、ハードダーツ ではダーツのポイントを荒らしておくことは、ポイントがプレーンでしたらポイントの銀色の輝きが素晴らしくても、行ったほうがよいと思います。ポイントの先端を大きく加工して抜けにくくしたものもありますのでそういうものを使う場合は荒らす必要はありません。黒色のポイントは抜けにくい感じもするので、そのメッキは取らないほうが良いかもしれません。しかしプライスは黒いポイントで先端だけきっちりやすりがけしてます。私は普通のプレーンのポイントを荒らして使うのが好きです。ボードが痛みませんし、ポイントを削るという準備が好きです。先端を尖らせることもできます。

紙やすり

ポイントを荒らすには紙やすりで十分です。細かすぎると荒らす効果が少ないと思いますし、荒いと紙やすりの柔軟性がなさすぎて折り曲げてポイントを挟んで削るのがやりにくくなると思います。240番ぐらいの黒い紙やすりは荒さが適当だと思います。

一枚から適当な大きさに切り出したりちぎったりして使います。数百円で買えますし、どのホームセンターにもあって、入手もしやすく持ち運びも便利です。


ダートシャープナー ハローズ 

紙やすりは何度か使っていると、だんだん荒らしにくくなってボロボロになってしまいます。紙やすりでは、手が滑って手にポイントを刺してしまうかもしれません。

しかしハローズのダートシャープナーは、ポイントを差し込んでグルグル回すだけで、ポイントの表面を荒らすことができます。写真のように筒状になっています。

ホームセンターでは売っていないと思いますが、数百円で買うことができます。フックがついていて失くしにくくなっているものもあるようです。


ダイヤモンド ポイントシャープナー  ウィンモー

ダイヤモンドポイントシャープナーは、ペンのように見える棒状のやすりです。ダイヤモンドというだけに硬いダイヤモンドが付いているんだろうと思います。

砥石にもありますが、砥石だと細かすぎてポイントを十分に荒らすことができません。ウィンモーのダイヤモンドポイントシャープナーはちょうどよくポイントの表面を荒らすことができます。

ペンのようにフックが付いていて、なくしにくくなっています。キャップを緩めてヤスリを取り出し、反対に刺してまた閉めることで、持ちやすくなります。私はもっぱらこれを使っています。

丸い砥石の片面が平になっていて反対側には溝があります。

この溝によって、ポイントを尖らせることができます。先端が折れたら補修することもできると思います。これはハローズのダートシャープナーでは難しいことです。


私はフレックスポイントという、深く刺さる細いポイントを使っていますが、それでも、先端をとがらし、表面を荒らすことは効果があります。買ったままですと左の写真の右2本のように、先端は軽く処理をしている程度になっています。右のように先端を研いで尖らせると深くささり、バウンスアウトしにくくなります。

やすりがけについては以下の記事が参考になります。

先端の処理につては以下の記事と動画が参考になります。

尖らせすぎると引っかかるのでワイヤに弾かれやすくて、丸くするとワイヤーの上を滑る?いという説もあるけど、実験的に理論的にもちゃんと調べた話は見たことがありませんのでよくわかりません。

下の図で、下がワイヤで上がポイントで、ワイヤで弾かれる場合1mぐらい派手に跳ね返ってきますから、ワイヤの頂点付近(矢印範囲内)にポイントの先端がぶつからいないとそうならならないと考えてます。先端が太いと左のようにこの範囲に当たる確率が増えて、細いと回避できるのではと考えていますのであまり太くしないほうが良いと思います。

ただ、尖らせすぎはよくないというこについては同感です。尖らせすぎると、ワイヤーに当たったり、落としたりしたときに、先端が丸くなり、却って刺さりが悪くなってしまうからです。

刺さりが悪くて抜けたり、バウンスアウトすると0点です。少しでもそういう確率を減らすことは手入れすることによってできると思います。

ダイヤモンド ポイントシャープナーは、紙やすりに比べると高いですが、先端を尖らせることができ、作業性もよいのでおすすめです。硬いので大抵のものを削ることができ、細いので狭い場所にも届き、思いがけないことに使えて便利なことがあります。

カテゴリー: アイテム

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