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実況和訳 後藤智弥 vs イアン・ホワイト2024PDCワールドダーツチャンピオンシップ 第3セット (3/4)

日本時間 2023/12/19 21:49から始まった2024PDCワールドダーツチャンピオンシップの後藤智弥選手の初戦のイアン・ホワイト戦、第3セットの実況和訳です。 3先で4セット行われた試合の、他のセットはこちらのページを参照してください(リンク第1セット (1/4) 第2セット(2/4) 第4セット(4/4))。

ロッド 「ロンドンの北、アレクサンドラパレスにおかえりなさい。私たちはこの試合でイアン・ホワイトに対してリードしている後藤智弥によるもう一つの番狂せの瀬戸際にいるかもしれません。日本のダーツ選手が最初の2セットを取りました。元準々決勝進出者に対して2-0のリードです。第2セットでは最後の3レグを38ダーツ 12, 15,11ダーツで取り、第2ラウンドに向けて良い位置にいます。この試合のスタッツをグレン・ダランと見てみましょう。」

グレン 「後藤智弥の(2セット目の最後の3レグ)はアベレージ118.65。一方的になることはなく、両セットとも3-2でした。しかし、イアン・ホワイトは最終的に16のダブルを7本外し、いまのところアキレス腱となっています。後藤智弥のアウターリングは強い力になっていて、84の最後のトドメはそれも強烈なパフォーマンスでした。

ロッド 「さて、第2セット、後藤は3本のダーツを投げて全てダブルに入れ2つのダブルに5本投げました。特に悪いところはありませんが、それは一方がアウターリング(ダブルのこと)を狙って全部入るのであれば意味があります。イアン・ホワイトは先攻ですので、その優位性を活かすべきです。」

グレン 「チャンスは降ってこないので、ちょうど後藤がやったように自分で作り出し、時には2-0で負けているときに、第3セットの攻め方を計画するんだ。しかしホワイトは、アベレージ118超えのレベルの後藤に反撃しようとしてる。これは後藤が初めてやったことではない。調べると、彼はそのスキルでアジアンツアーで2回アベレージ109を超えて、そのレベルに到達している実力を見せ始めた。」(英語的な表現なのかわかりにくいので一部意訳)

ロッド 「(ホワイト 180 404点から224残) イアン・ホワイト 4つめの180。この試合の11番目のレグです。」

グレン 「この試合で後藤のことを大袈裟(wax lyrical)に言っていますが、(第2セットで)負けたイアン・ホワイトのアベレージは102.64で、自分を取り戻すかのようにステージにとても早く戻ってきました。文字通り20か30秒ぐらいでした。」j

ロッド 「いいことだよね。(ホワイト 2回連続 180 224点から44残) やりますね。イアン・ホワイトは11ダーツのレグとなる可能性があります。第2セットの最終レグは後藤の11ダーツでした。(ホワイト44残からS4) トップ(D20)に行きますよ、グレンによると(イアンのダブル) 16は酷い結果のようですが、ホワイトはトップも2回トライしてうまく入りません(D20狙いでOUT OUT)。」

グレン 「ナーバスになっているようです。後藤は292でよかった。180だけがプレッシャーかけられるが(後藤 T20-T20-S20で140点  ホワイト D201本目) 」

ロッド 「トップの枠のどまんなかに刺さりました。イアン・ホワイトがレグをとって、負けられません(could ill afford to have lost)」

グレン 「集中しています。相手は好調に(chipper)見えますから、イアン・ホワイトは後藤を追いかけて精神的(spiritual)ななにか特別な、本当になにか特別なものを得ようとしています。(イアン・ホワイト T20 T20 T5) 今のところ非常に素晴らしいパフォーマンス。」

ロッド 「イアン・ホワイトは3回の180を順調に(on the truck)決めて脅かしています。何回もばかばかしいほど180を決めたスティーブ・ブラウンを思い出します。スティーブ・ブラウンはスコアリング(削り)で4回も順調に180を決めたと思います。イアン・ホワイトはここで同じことをやって脅かそうとしていますが、連続180は2回でストップ。このセットをとらなくてはいけません。できるだけ早いうちに。」

グレン 「そう、まさしく第2セットを思い出します。後藤はトラップから抜け出せずに、0-2ですぐに負けるかと思いましたが、ご存じのように、反撃してきて3-2で勝ちました。彼はこんなことをやり続けられません。もうブレイクはないかもしれません。」

ロッド 「ええと、昨晩2セット取られてから取り戻した男、Gian van Veenと対戦したMan Lok Leungのことを知っていますけど、2-0にリードしてから勝つのとは大違いだよね。」

グレン 「伝統的なルートは20のトリプル、18のトリプル。(ホワイト T20 T18) いいぞ。16のダブルだ。(D16) やりました。」

ロッド 「これはイアン・ホワイトのまさしくパープルパッチ(Purple patch 幸運が続く時期、ついている時期というイギリスの口語)。 2つの180を取ったこのレグの第1レグと、この試合最高の146フィニッシュ。後藤智弥の124を凌ぎました。」

グレン 「脆さの兆候やイライラの兆候を探しているけど全く見当たりません。ホワイトは3本毎回同じように投げ、俯いて相手のダーツは見ずにオッキに向かい、セットアップしてます。彼がもし反撃しても驚きません。彼の状態は良く2-0でリードされていることは不思議なほどです。勝敗を決めるダブルをセットの終わりに決められなかったことが起こったことでそれが問題でした。」

ロッド 「ホワイトはこの試合での最高の状態を楽しんでいます。間違いなく。」

グレン 「また後藤はちょっと彼の家族と友達に目をやりましたね。今になって彼のことがますますわかるようになってきました。粘り強さがあって、うまくいかないときに、どうすればよいかを最高の舞台で学んでいます。」

ロッド 「さきほどダイアモンドから石が飛んできましたが、第3セットで輝き始めました。」

グレン 「(後藤智弥 262からS20で242) 18を攻めるでしょう。( T18, S18で170残) まさしくこの上がり目を残すことが最低限やらなくてはならなかったことだね。146フィニッシュのあと、ホワイトは今回も144でくり返すことができるでしょうか。(ホワイトS20 T20 S16 96点で48残)」

ロッド 「さあ、60, 60, ブルだ。(後藤 170残からS20 S19 S19で102残) 16で16のダブルか8で20のダブル。(S16) 16で16のダブル (OUT S16) まだ苦しんでいます。先ほどは146の組み合わせを決めましたがダブルの16は10回中1回だけ。まだ(D16に)苦しんでいます。」

グレン「(後藤112残からS20で92残) (20の)トリプルが必要です。(S20 T16で24残) もう散らかしてはいけません。大きく改善したセット。やれるのか。(S8 D4狙いをOUT OUTしがっかりの表情)」

ロッド 「ならずです。後藤はここで取り戻せるのか。ホワイトはフィニッシュを逃しました。(後藤 24残からS12) 6のダブル。この試合で後藤が3のダブルを決めるのを見ています。(D6) 今回その必要はありませんでした。6のダブルを決めて、このセットは続きます。イアン・ホワイトは締め括らなくてはいけませんでしたができませんでした。実際日本人の相手にクリスマスプレゼントを渡してしまい、彼を試合に引き戻しました。そしてトリプル20で戻ってきました。(後藤智也 180) 2-0の劣勢から生き返りました。暗闇(? dark room)は頑固です。イアン・ホワイトはあの16のダブルに留まり固執しています。多分あの146フィニッシュのせいかもしれません。」

グレン 「彼が集中していないのではなくて、忍耐が足りないのでもなくて、レグを完了できなかっただけで、それが痛いと思う。後藤の180でまたこのセットはどういう展開になるのか。」

ロッド 「いまや、3-0のストレート勝ちになる可能性も。イアン・ホワイトらしくないけどイアン・ホワイトウォッシュ」

グレン 「ホワイトのアベレージは92中盤。なにがアキレス腱となるかわかるまでは十分と思われましたが、私たちは黙って見守るしかありません。(ホワイト 265残) 265からの作戦は19から始めることです。(S19)少なくとも1本トリプルが必要です。(S19 T19で170残) (後藤 201からS20 S20 T20で101残)  ロッド、3本目でトリプルに入るのは初めてではないですね。懸命です。 (ホワイト 170残からT20) このセットを取るのに最高の道筋か。(S20 DB 130点で40残)」

ロッド 「イアン・ホワイトがこのセットを取るためのトップス(D20)を残しました。彼の相手はこの試合の第3セットを回し続けるチャンスが残っています。(101からDB。51残 S11)トップス! (D20狙いでOUT) 」

グレン 「ブル 1 ブルでいくのかと思ったよ」

ロッド 「それはとんでもないよ。」

グレン 「(ホワイト D20) これはお見事。イアン・ホワイトはホワイトウォッシュを免れました。セットをとって2-1としました。」

2レグリードされてから、1レグ返すものの4レグ目を惜しくも落とし、第3セット目をホワイトに取られた後藤智弥選手。感動の第4セットへ。

第1セットはこちら  (リンク:実況和訳 後藤智弥 vs イアン・ホワイト2024PDCワールドダーツチャンピオンシップ 第1セット (1/4))
第2セットはこちら (リンク:実況和訳 後藤智弥 vs イアン・ホワイト2024PDCワールドダーツチャンピオンシップ 第2セット (2/4))
第4セットはこちら(リンク:実況和訳 後藤智弥 vs イアン・ホワイト2024PDCワールドダーツチャンピオンシップ 第4セット (4/4))
解説 ROD STUDD, GLEN DURRANT at PDC TV

カテゴリー: PDC

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