コンテンツへスキップ →

和室の襖(ふすま)を使ってダーツボードを取り付ける方法

外でしかダーツができないと、行けないことが重なったら、あまりうまくなれず、興味が失せてしまうことはないでしょうか。しかし家の中で、練習しようとしても、床や壁、周辺の家具へのダメージを考えると、なかなかダーツボードをかける場所は見つかりません。一時期、廊下にダーツボードををかけていましたが、ドアが開いたり、家族が行き来するので、危なかったですし、途中で止めなくてはいけないので、不便でした。専用のスタンドを買ってスペースのあるところに取り付ける方法もありますが、場所を取りますので、ものをおいたり、行き来するのに普段は邪魔になってしまいます。どうにか取り付けられるところはないかなと考えていました。そこで目をつけたのが和室の襖です。和室は床が畳なので穴が目立たないし消耗品だし、襖(ふすま)も穴は開かないほうがよいですが、これも消耗品で取り替え可能です。襖は弱いので直接重いダーツボードは取り付けられませんが、押入れの上の小襖(鴨居上とか天袋とか呼ばれる)にはレールがあり、そこに板を引っ掛けて、ダーツボードを取り付けることにしました。使わないときは外しておけばよいので邪魔になりません。その方法を紹介します。

使った材料

(1) 板(90cmX72〜90cm) 約500円

ダーツボードを取り付ける板でなんでもよいですが、だいたい90cmX72〜90cmになる板です。たまたま持っていた板使いましたが、500円ぐらいでホームセンターで売っている、構造用合板 針葉樹合板 JAS F 棚板・コンパネ 90×90mmが使えると思います。大きすぎたら切って使います。

(2) 1.5cm幅、高さ3〜5cmの木片15cm〜30cmを二本 約400円

襖のレールに引っ掛けるための棒です。端材でもなんでもよいですが、1.5cm幅がちょうど襖のレールの幅なので、この幅が重要です。もし、襖のレールの幅が1.5cmでなければ、その幅にあった角材を準備します。ひのき 平角材 4cm×1.5cm 90cm 4面フシなし 天然乾燥材

(3) 木ネジ 約1200円(100本以上でセットなので) 必要なのは2本

木片を板に取り付けるための木ネジです。2本でいいのですが、ホームセンターでもバラ売りはしていないと思います。WAKAI スレンダースレッド クロメート 3.3x45mm ねじ部30mm 約135本入

(4) 釘仮止め用の釘 300円 必要なのは1本

木片を板に取り付ける前に高さ調整のために仮止めするための釘です。木ネジで代用することもできます。ビーバー(BEAVER) ユニクロホーム釘 32mm 1F004

(5) 発泡チューブ 約150円

板のがたつき防止と襖の保護、消音、盤面を正面に向けるためにあった方が良いです。エスロン 保温チューブ STN 25 2.0m (保温10mm背割り) STN25C 配管保護材です。内径が32mm外径が50mm程度で長さが2mの発泡ポリエチレン製のチューブです。ホームセンターでは150円で売っていました。通販で買うと大きいので送料の方が高いかもしれません。配管にかぶせるようにできているので、切れ込みが入っています。断面はOではなくCのようになっています。サラウンド作製に使った残りが使えます。

(6)クッションテープ 約300円

がたつき防止と消音のためにあったほうがよいです。襖のレール部分と板の間にクッションを入れます。ニトムズ 戸あたり消音テープ グレー 3mm×10mm×2m E027

作り方

木ネジを使って、長さ15cm程度、幅1.5cmの二本の棒を少しずらして下図のように板にとりつけ、この部分を襖のレールに引っ掛けます。2mmずらしているのはレールに嵌めるためです。

板を表からみると以下の図の様になります。板の中心にダーツボードについているダーツボードを引っ掛ける金具を取り付けます。その上10cmぐらいのところに、木ネジを二本打って板の裏に木の棒を取り付けます。この木ネジの位置は、裏に取り付けた木の棒を襖に引っ掛けたときに、ダーツボードの中心が高さ173cmにならなくてはいけないので、慎重に行う必要があります。私の場合は、仮止めをして、位置を確認し、さらに位置を調整してから、二本の木ネジを打ちました。

実際の写真は以下のようになっていて、下にダーツボードの留め金が見えて上に二つ木ネジが打ってあります。釘で仮止めして位置調整を行ったので、木ネジの間に釘が打ってあり、その少し下に失敗した時の釘の穴が見えます。

木の棒を二本重ねて板の裏において、板の表から木ネジを打って締めるのはなかなか難しいですが、私の場合は、位置を定めてから板の裏に両面テープで木の棒を重ねて取り付けて、表側から電動ドリルで下穴を開けて、それから木ネジを打ち込みました。(木ネジの打ち方・締め方はネットで調べることができると思います。工具が必要です。見当もつかない人はできそうな人に頼むとよいでしょう。)

板を裏からみとこうなっています。

裏側の木の棒を使ったフックはあり合わせの材料を使っているので二本の棒の長さが違いますが、小襖のレールに嵌るように1.5cm幅のところで、1.5cm幅の2mmの段ができるようにしています。木の棒はこんな感じになっています。(雑な工作です。)

この木の棒を小襖に引っ掛けると写真のようになります。

これにダーツボードを取り付ければ完了ですが、少しガタガタしますので、できたらクッションをつけた方がよいです。まずは小襖のレールに当たるところに、左右にクッションテープを貼ります。

暗くてよく見えませんが、レールのところにあたる部分にクッションテープがあたるのでガタガタしません。ダーツがボードにあたっても音が抑えられます。

さらに下の部分は板が襖に当たってしまうので、サラウンド作製に使った断熱チューブの切れ端を使うとクッションになりますし、盤面が下を向かず、正面を向きます。

完成図が下のようになります。

ブルの高さが173cmになっているか確認して完了です。

これをつけていると襖は使えなくなりますが、取り外しは持ち上げればよいだけですので簡単です。場所もとりません。

上の方法は小襖が都合の良い位置にあるだけにしか適用できないと思いますが、カーテンレールなどにも応用できるかもしれません。どなたかの役にたったら嬉しいです。

カテゴリー: DIY

コメントは受け付けていません。