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ターゲット ウェィファーラーの素晴らしさ

ついにTARGET WAYFARER(ターゲットダーツ ウェイファーラー)樋口雄也プロモデルを入手しました。レビュー的なことを書きます。
樋口プロのファンでもあることもありますが、それだけが理由ではありません。もし無理に投げにくいバレルに変えてもっと下手になったら意味ないので、応援しているというだけでは買う理由になりません(買ったかもしれないけど)。もともとジョンロウとかブリストウなどのクラシックなバレルが好きな方ですし、バレルに影響されるほど上手くないので、多分1年以上バレルは買っていないほどあまり関心のないほうでした。

それでも買ったのは二つ理由があります。まず、最初持った時にやたら持ちやすいなと思ったのが一つの理由です。もう一つの理由は、形です。ストレートともトルピードとも言い切れない形状で、しかも中程に少し窪んでいる部分もあり、良く見ると全体の各部分ごとに約8種類のパターンのカットが1本のバレルに入っています。ジョンロウやブリストウとは全く違ったタイプのバレルだったので、なんなんだこれは!と思いました。もし合わなくても、1セットぐらいこういうのがあってもいいじゃないかと思ったわけです。

買ってきて、投げてみるとやっぱり持ちやすい、投げやすいと思いました。今まで使ってきたバレルとは全く違うバレルなのに持ちやすいと思うのは不思議で、クロック3回と501を8レグぐらいやってみて自分のアベレージより少しよいぐらいのスコアになりました。投げ込んで行けばもっとよくなるかもしれません。なぜアベレージよりも少しよかったかというと、しっかり持てたことに加えて、同じ位置を持てたことによると思います。

しばらく普通に持ちやすいように持って投げたあと、もしかするとこのバレルに合った持ち方があるんじゃないかと思って、持ち方を前持ったり、後ろ持ったり、指の挟みかた変えたりしてみました。結局、持ちやすいように持って投げるのが良かったのですが、このバレルはいろんな持ち方ができることが分かりました。
全体的に違ったカットが入っているので、しっかり持てて、部分により凹み、凸凹、ザラザラ、ギザギザした感じがあり、長いのにどこを持っているか感触でよくわかります。テーパーが適度なので、すっぽ抜けないストレート、引っかからないトルピードです。特に中央より先端側にある微妙な窪みが絶妙で、ここを前持ちで親指を入れても、人差し指を入れても、後ろ持ちで、中指を当てても良くて、この窪みの中で引き気味でも押し気味でもはまる感じがしてどんなに指先の感覚が鈍い人でも位置が掴めます。この窪みは位置のマーカーになりますから、一度親指でこの部分を探ってから、ちょっと後ろにずらすということもできます(自分はこのやり方です)。

どのようにも持つことができるというのが、このバレルが非常に良く売れている(Sダーツ のサイトでバレル部門2位、2週間で最初のロットがはけて在庫なしという状態)理由だと思います。試投される方が多いと思いますが、その人のグリップですぐしっかり持てるので「おっ俺向きなバレルだ」と思うと思います。実際のところ、その人と全然違うグリップの人でもおそらく同じことを思います。ツイッターを見ると、多くの人が、ウェィファーラーは持ちやすい、投げやすい、力が伝わりやすい、よく飛ぶと書いています。いろんな持ち方ができるので、結果として、多くの人がそう思うというトリックだと思います。大抵のプレイヤーモデルは、プレイヤーのグリップと投げ方に合わせて作り込むのが一般的だと思います。(あれとかね。)しかしウェィファーラーは、なぜか大部分の人が持てるようにできているようです。単純なストレートのようにどこでも一応掴めるということではなく、いろいろな持ち方で、しっかり持てて位置が決まるということになっていると思います。 まだまだ発展途上の人や、いろんな持ち方を研究中の人にとっても、一本でいろんな持ち方ができるので、良いと思います。その日の調子によって持ち方を変えることもできると思います。

総じてこのバレルには、樋口プロが自分のためだけに作ったのではなく、多くの人にダーツを楽しんでもらうために作りたかったという思いが伝わってきます。これは、ウェィファーラーに関するご本人からの記事やコメント、お話からも察することができることです。教え方にしてもまず、型にはめず、自然に楽に投げることを教えてくれる方なので、同じ考えで自分だけでなく、誰もが自然に楽に投げられるバレルを設計したと思います。バレルデザイナーとしての才能も見せた樋口プロですが、それに技術と価格設定で応えたターゲットも素晴らしい。

追記

現在、UnicornのSIGMA ULTRA Ti nose cone LP Grip 28mmというコンバージョンとHarrowsのGrafiteというシャフトを使ってます。フライトはWinmauのプリズムアルファオレンジファイヤーが似合うと思います(取り寄せ中)。全部メーカー違うのに組み合わせるとウェイファーラーのためにあるかのような感じです。

追記2

ウェイファーラーの微妙な窪みは中心ではなくやや前にあります。そのため、ポイントとシャフトを逆につけると窪みが中心より後ろ側にきます。やや後ろ側を窪みを使ってしっかり持ちたい人はそういう使い方もできます。トルピードの傾斜しているところを持って投げる人やライジングサン使いの人も試してみる価値あります。

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