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Virtual Insanity 歌詞和訳 解説詳細 と英語の聞き取りLyrics

1996年の曲なのでかなり前ですけど、今でも新鮮に響く、ジャミロクワイのVirtual Insanity。 聞いたことのない浮遊感のあるサウンドと独特のダンス。そしてあとから気づくデジタル化社会を強烈に批判した深い歌詞。この歌詞がますます最近深みを増しているように思います。

Virtual Insanity

特に最近、デジタル化が進み、インターネットは高速化し、ビックデータが活用され、AIが普及し、生活は便利になったかもしれません。コロナでも在宅勤務できますし、友達ともつながります。スマホがあれば買い物したり電車に乗れたりします。 しかし、ときどき、本当に便利になっているのか、シンプルなものを複雑にしているるだけではないのか、失ったものはないのかなどと思う時もあります。この曲は1996年にすでにそんなことを歌っています。

一方、ダーツみたいなゲームはアナログで、数字は扱いますが、最後はダブルで上がらなくてはいけないとか、ぎっちぎちにメンタルな要素入ってきますし、人と対戦するとか、ものを投げるとか、アナログ通りこして、縄文時代にやろうと思えば黒曜石の矢尻でできたかもしれないぐらいです。無理かな。

この曲で歌われる仮想狂気でできた息のつまる社会において、こんなに手軽に本来の人間に戻れるゲームはなかなかないので、ダーツボードは一家に一台の時代が来るかもよ。

ということで、Virtual Insanityの歌詞の紹介をしようと思いましたが、歌詞の和訳をしているページや動画を見ると、あれっ・・、いや、間違えているなんて言いませんよ、あれれと思うわけです。ちょっとスピリチュアルな訳になっているというか、いや、難しいんですこの歌詞。わかります。表現がね。人それぞれ表現の違いでね、あるんです。

英語の歌詞は調べるとこちらのVirtual Insanity リンクのように 歌詞が出てきますが、これはCDの歌詞カードの歌詞で動画で省略されている部分(後に示した[A]の部分 )が少し入っています。しかし、CDで歌われている部分が全て書かれているわけではありません([B]の部分)。この記載されている歌詞には見れば見るほど疑問がでてきて、販売元の記述に疑問を持つべきではないかもしれませんが、最初のAndが抜けているところからすでに疑問を持ってしまいます。

その他にも外国のサイトでいろいろな歌詞が示されています。 和訳の解釈がいろいろミステリアスなのは、歌詞カードの和訳がミステリアスなのと、歌詞カードを参考にしていてもそのサイトが参考にしている英語の歌詞がミステリアスなことにもよると思います。英語の歌詞のサイトでもばらつくほど所々に不明瞭なところがあって、諸説ありです。また、英語の歌詞のサイトは、歌の流れに沿って改行し、ピリオドを打ちません。たとえば、this future made of をthisのところで改行してあるので、this. Future’s made ofとしたりすると和訳は違うものになってしまいます。 英語の文法を理解していれば、ある程度判断できると思いますが、どっちでもいい場合があって難しいです。

もともとの動画は2009年10月26日に公開されていましたが、2021年9月11日に公式サイトから歌詞つきの以下の動画が公開されました。この動画では歌詞カードをそのまま書いているようです。この通りに歌うことはできると思いますがJay Kayが歌っているようには歌えないと思います。 本人に確認しているか疑問です。それに色がころころ変わって見にくいし、辺なフォントや線が飛び交っていて、真っ白い世界に、黒いソファ、ゴキブリと鳥、赤い血のような液体が際立つ不気味さがなくなってますので残念です。(正直、ぶちこわしたと思ってます)

2021/9/11に公式サイトからアップロードされた歌詞

それで、自分でもイギリス各地のダーツプレイヤーのクセのある英語を聞き取ってきた技術を使って、英語の歌詞を聞き取って起こして和訳してみようかと思いましたので僭越ながら紹介したいと思います。私の訳も表現の違いありますから、あれっと思うかもしれませんけど。私の聞き取った英語の歌詞を和訳の解説の後に付けています。それをベースに和訳を書いています。ネット上の和訳の違いは元にしている英語があって、その内容が違うからで、 元にしている英語も正確に歌っている歌詞を書いているわけではないところに起因していると思います。 私の思うところにピリオドを打って解釈しています。また英語が第一言語の人の助けも借りながら英語の歌詞はスロー再生を繰り返して聞いて、口の形、舌の動きを観察して決めました。

肝心のfutureのところもfutures, future’s説いりみだれていますが、futureに聞こえますのでfutureにしました。そうすると後ででてくるseemは文法的にはseemsにならなくては行けませんがどうもseemに聞こえるという矛盾は抱えています。このsは強く発音しないので消えている可能性が高いです。未来という意味のfutureには複数形はなくて、複数形のfuturesは株式先物という意味ですからおかしいです。よく日本の経営者が未来はいくつもあるからウチのプロジェクトの名前はフューチャーズにしましたとかあって、ミュージシャンが曲名やバンド名につけてしまいそうな感じもしますが、株式先物っていう意味ですから、変です。future’s がfuture isなら未来は仮想狂気でできているいうことを言っているにすぎず、前後の繋がりがありません。future has だと未来が仮想狂気を作ったというよくわからない意味になります。

基本的に、テクノロジーを信奉しすぎてそれに支配されていて、複雑化し、息詰まるような未来の社会は狂っているから勘弁してくれという歌詞です。かっこ内は私の解釈の注釈で、解説はアルファベットを振って解説を別に書きました。見直すたびに新しい発見や間違いがあり時々修正、追記しています。

Virtual Insanity 和訳歌詞

  1. ウー 、へヘイ!
  2. 俺たちが住んでいるところはさ、
  3. 何なのか言わせてくれ。a)
  4. あのさb)、人ってそもそも小さくなきゃいけないものがでかくなってもc)
  5. (単純なものが複雑に、簡単なことが難しくなっても)平気なのかな。
  6. 俺たちが俺たちにどんな魔法をかけるつもりなのか誰も知らない。d)
  7. 言われるがままで、見えない、息ができない、希望もない、
  8. そんな世界に(皮肉なことに)俺は全ての愛を捧げている。
  9. そんで、俺たちの生き方を変えられるものはない。
  10. 俺たちはいつでも(なんでも)享受できるけど(逆に)決してぶちまけることはできないe)(受動的で一方的な関係性の中にいる)からで
  11. いまや物事はますます悪くなってる。
  12. な、うわー、俺たちは狂った世界に住んでるんだ。
  13. 罪に浸ってる俺らの半分(すでに狂ってしまった心の半分だけ)でいいのか
  14. ちょっとわからないな、こんな
  15. いつも無駄な、歪んだ、いろんな新テクノロジーへの f)
  16. 俺たちの(狂った)愛で(世の中を)支配しているみたいな仮想狂気に捧げるのは。g)
  17. ああ、地下に住んでる(支配されている)俺たちみんなにはもう静寂しかない。
  18. それに俺たちはなんて酷い混沌の中にいるんだって思ってる。
  19. どこから手をつけたらいいのかも分からない。
  20. そこらの誰かが作った得体のしれない束縛から逃れたいよ。h)
  21. いまや、どの母親も(遺伝子操作で)
  22. 子供の色を選べるんだから。
  23. 不自然だよな。
  24. うん、奴らが昨日そんなこと(子供の色が選べるということ)を言ってた。
  25. (そんな世界になってしまうとは!)もう祈るしかない。
  26. 俺は(祈るしかない世の中だから)新しい宗教を作り出す時だと思ってる。i)
  27. わー(ちょっとまて「病的な束縛」から逃れたいのに)、また(宗教のような)別の重荷をつくりだすなんて、j)なんて狂ってるんだ。
  28. 俺たちが教えられなくてはいけない未来はなにかおかしいぞ。
  29. 仮想狂気でできている未来はいつも
  30. 無駄な、歪んだ、いろんな新テクノロジーへの f)
  31. 俺たちの(狂った)愛で(世の中を)支配しているみたいに見える。
  32. ああ、地下に住んでる(支配されている)俺たちみんなにはもう静寂しかない。
  33. 俺たち全員地下に住んでいるとしたら、今や静寂しかない。
  34. そしてこれがお前たちの仮想狂気(が現実化した世界)。(お前が想像していたような)仮想現実は忘れるんだ。
  35. ああ、そんなに悪いもんじゃないよ、悪くないよ、めでたい奴にはな。k)
  36. ああそうだ、わかってる。
  37. [A: ここから動画では歌っていないがCDでは歌っている部分l)]
  38. 祈っている(祈ることしかできない)奴にそう歌ってやれ p)
  39. ウーウーウー
  40. やってられないことはわかってる。q)
  41. 俺たちの住んでいる仮想狂気は
  42. 変わらなくちゃいけないんだ。ああ。
  43. 感情だよ。r)
  44. 俺たちは決して同じように感じないんだから
  45. 俺たちの住んでいる世界ではやっていけない。
  46. ああ、仮想狂気だ。
  47. ああ、この世界は変わらなくちゃ
  48. だってただただ俺たちが住んでいる、俺たちが住んでいる
  49. 仮想、仮想狂気の中で続けていくことはできないから。
  50. 今、仮想狂気はここにある。
  51. へヘイ!
  52. [A:ここまで]
  53. ウー
  54. 仮想狂気でできている未来はいつも
  55. 無駄な、歪んだ、いろんな新テクノロジーへの f)
  56. 俺たちの(狂った)愛で(世の中を)支配しているみたいに見える。
  57. ああ、地下に住んでる(支配されている)俺たちみんなにはもう静寂しかない。
  58. [B: ここから動画では歌っていないがCDでは歌っている部分l)]
  59. 仮想狂気でできている未来。
  60. それでいまは俺たちみんながこの役にたたない歪んだいろんな
  61. 新しいテクノロジーへの愛で集められているように見えて、
  62. 地下に住む俺たちにはもう静寂しかない。
  63. ちょうど(そんなことを)俺たちはやっている。
  64. [B:ここまで]
  65. (コーラス: 仮想狂気に住んでいる 仮想狂気に住んでいる)
  66. 今の俺たちが過ごしてるこの生活は完全にいかれてるし、
  67. 空っぽなんだ。m)それに、最悪なのは
  68. 名ばかりの心。
  69. やっぱり、最悪なのは、何も感じない心。n)
  70. 仮想狂気は俺たちが住んでいる世界。ああ、もう大丈夫だよ。o)
  • a) what we’re living in, let me tell ya. 最初はwhat a world we’re living inだと思って、「なんていう世界に住んでいるんだ」という感嘆文だと思いましたが、何度きいてもa world we’re とは聞こえない。 そのためこれは倒置構文になっていて、何に(どんなところに)住んでいるのか教えてやろう、言わせてくれ。という意味。
  • b) 文法的にはAndを文頭に持ってくるのは間違いだが、口語では間違いではない。あまり意味のないAndだが、このAndは明らかに言っているのでこれを抜かしている歌詞サイトは歌詞カードかそれをもとにしたサイトからのコピーで、聞いて歌詞を起こしているのではないと思われる。一応「あのね」としただけ。これ以降もAndなどが文頭に来ている場合が多い。これは小節が始まる前の一拍で歌い始めていて、いわゆる弱起と言われるもので、これがないと、雰囲気が変わってしまう。wonderの前にAnd it’s でアニッと聞こえる一拍。これが弱起。 次のwhenの他、Now, Well, There’sなども弱起で使われている。
  • c) It’s a wonder that 〜で、〜なのは不思議という成句。a wonder man 不思議な男 がなにかを食べるわけではない。 thatが省略されている。 manではなくmenと明確に聞こえる。menは一般的に人を示す意味として頻繁に出てくる。ここで何が不思議なのかというと、men can eat 食べられること。つまり処理できること。at allは全てを食べるという意味ではなくて、そもそもという熟語。否定文では全くという意味で疑問文では「そもそも」という意味。ここはwonderのthat節の中なので「そもそも」という意味になる。 さらにwhenが続き、どんな時にかというと when things are big should be small. 小さくあるべきものが大きい時。 つまり単純なものが複雑に、簡単なことが難しくなっても平気なのかと言っている。単純な文だが最初からいろいろな和訳がみつかると思う。
  • d) we’ll be doing for us ここは未来進行形なのでwillの意思と合わせて「するつもりなのか」と訳した。 小さいものを大きくするのはマジックのようだから、ここで魔法に例えている。つまり、単純なことを複雑に、簡単なことを複雑にするような行為を行おうとしているのは我々自身なのに、それがなんなのか誰も知らないという矛盾を歌っている。
  • e) we can always take but never give= we can always take + we can never giveと解釈した。 canの意味するところを訳に取り込んだ。 canを抜いてしまうと「もらうだけだが、与えていない」という、漠然としたわがままさを言ってことになってしまう。canがあるので、「もらうことができるが、与えることができない」という、閉塞感があることを意味する必要がある。ここでgive 与えるとは、なにか意見を言ったり、何かを主体的に変えることを意味していて、口語で(不満を)ぶちまけるとした。
  • f) for useless, twisting, other new technology. の らother のところはour やall the とされている場合もあるが、CDの歌詞カードに載っている最も多数派のourには聞こえない。technology は装置の時は可算だが、抽象的に技術の意味では不可算なのでotherでもall theでもよいが、口の動きと2回でてくるこのフレーズの時の振り付けは手の位置をあちこち動かす感じなのでotherと思う。公式サイトの歌詞は信用していないが歌詞カードと異なりotherとなっていた。「他の」という意味よりも、またでてきた新しいとか言っている技術程度の意味だと思う。
  • g) “seems to be governed by this love”と書いてある歌詞が多く、日本の和訳のページもそれに沿って和訳している。しかし、仮想狂気でできている未来がこの愛で”be governed”支配されているというのは理解しにくい。それにbe governedのbeも-edも聞こえない。おそらくbyがあるから受動態であろうと考え、さらにgovernは他動詞だから目的語が必要という考えで、be governed by にしていると思われるが、governは自動詞で支配する、統治するという意味が持てるのでそのようにする必要はない。有名な”The British sovereign reigns but does not govern. ” 「英国の君主は君臨するが統治はしない.」である。Jay Kayはイギリス人なので、このgovernが世界を統治するという意味で使うことに不自然さは感じていないはずである。そのため”seems to govern by this love”として解釈した。そうすると、 仮想狂気でできた未来が、我々の歪んだ愛を利用して世界を統治・管理・統制しているという意味となりわかりやすくなる。
  • h) sickly ties 得体のしれない(気持ちの悪い、不快な、病的な)束縛。 これがその前に歌っている”mess”混沌であり、”Hard to know where to begin” どこから手を付けていいのか分からないものを構成しているものである。 tiesは束縛、結び目でありヒモが複雑に絡まりあい束縛され身動きがとれないような混沌の中にいるというイメージ。c)の部分の”Who can tell what magic spells we’ll be doing for us?”でも、誰がこんなことにしているのか分からないということを言っている。得体のしれない束縛。
    シックリータイザムと聞こえるがこれはearthly manの冠詞 anがtiesのsと重なって、tiasam タイザムと聞こえる。
    eartly manとは聖書のコリントの信徒への手紙15:48で出てくる言葉で、天国にいる天使でも神(heavenly man)でもない地上の人。つまり普通の人ということである。誰だか知らないけどただの人が作ったということ。ここで earthly manがでてくるのは、この次の歌詞で遺伝子操作のことを歌っていて、heavenly manが司る領域を侵そうとしていることとの対比と考えられる。聖書の原文は “As was the earthly man, so also are those who are of the earth; and as is the heavenly man, so also are those who are of heaven.”.
  • i) I think it’s time I found a new religion. foundは現在形で設立するという意味でここは現在形の動詞がくるからfindの過去形ではない。
  • j) Waoh – it’s so insane to synthesize another strain.の訳はstrainは学術用語で使われて菌類などの株という意味で、コロナで有名になったインド株、イギリス株などの種の下位概念となる。一般的には種族という意味がある。synthesizeは学術用語で使われて合成するという意味で、一般的には統合するという意味がある。遺伝子操作の話の続きで、種族を合成するという意味の可能性がある。 しかしanother strainとなって、色の異なる子供を作るのは、もう一つの種族を作ると言えるかどうかという疑問が少し残る。 色の異なる子供は一人ではないだろうから、other strainsになればその可能性は高かった。 一方、strainは歪み、心身の緊張という意味があるが可算名詞で重い負担という意味がある。 ここではanotherが前にあるので可算名詞となることから重い負担すなわち重荷という意味になる。synthesizeは組み合わせて作り出すという意味と考えれば、わざわざ”another” strainとなっているから”もう一つの別の” 重荷ということが、直前に出てきたI think it’s time I found a new religion.の作ろうと思う新しい宗教を指している可能性が高い。 つまり、ここがfindではなくてfound設立する、作るという意味なので作るものをsynthesizeは意味している可能性が高い。そのように考えて、「別の重荷をつくりだすなんて」とした。 株か重荷か、どちらのつもりかはっきりとは不明だが、自分で考えたことのバカバカしさに即座に気づいて「わー、なんて狂ってるんだ」と言っているように思えるのでそのように訳した。遺伝子操作の話からは時間が経っているので、いまさら気づいたように「わー」というのは、間が抜けているようにも思える。しかし、宗教を作るという表現にsynthesizeを使うかどうか。遺伝子操作のように人工的に合成して作り上げるうような意味には合うような気がするので、株、種族のほうが単語としては合うのでその可能性も否定しない。二つの意味を持たせている可能性もあると思う。
  • k) Oh, there’s nothing so bad, nothing so bad, happy men. の後半のnothing so bad, happy menのところは、よく聞き取れないので歌詞のサイトでは省略されているが、おそらく、このように言っていて、ライブでも省略していないので、ここは重要なところだと思う。badを二つとも baaaadと伸ばしているので繰り返している可能性が高い。同じフレーズを間を埋めるために繰り返している。疑問を感じないような幸せな男すなわち、おめでたい奴にとってはそんなに悪くないということ。これがないと、悪くないと言っていることになってしまう。(注:このように解釈しているサイトは見つかりませんでした。)
  • l) ここ以降は、[A]`[B]で示した部分はCDやライブでは歌われているが動画では省略されている。[B]の歌詞は CDの歌詞カードにもない。コーラスでぼやけてしまうCDのバージョンよりもこの動画のバージョンの方が良いと思う。しかし、この部分があったほうが、歌詞全体の意味がはっきりする。
  • m) hell out of the window としたところは歌詞のサイトではShout out だったりgone out だったり単にout とされていたりする。しかし歌っているときの口の形をみると、ShoutやGoneやOutではなくhかeの音から始まっていて「へ」または「エ」の音で始まっているとどうしても聞こえる。hell にはthe が必要になるが、wrong のあとの音にand theが含まれているが無声化されている。 going wrong は間違った方向にいく。 going the hell out of the window はgo out of the windowで消えていくという意味に強調のthe hellが加わっている。is going wrong and hell out of the window で悪い方向に行って捨て去られていく(進行形)無意味なものという意味。つまり、いかれていて空っぽだとした。is gone wrongと書いている歌詞サイトもあるけど、goneには聞こえないし、それでも意味は通るけど進行形じゃないと雰囲気がでない。
  • n) mindともmanとも聞こえるところがここの二つの文の末尾にでてきて、mindとmanで歌詞サイトは二分されているが、ここは口の形を見るとiの音を発音しているように最後に口が少し横に広がっているので二箇所ともmindとした。手の動きも心を示すような動きになっている。foolish mindはわかりやすいが、その前の mind namedとしたところはmeddling, melting, man-madeなどさらに解釈がバラバラになっている。 ここでは音、口の形と意味からmind named mindとしたが、そう解釈しているところは他にはない。man-madeだとmadeで口が度閉じるはずだが、口は開いたままで舌が上がっているのでnと判断した。心と呼ばれているだけの心、すなわち形だけの空っぽの名ばかりの心と解釈した。なにも考えず、言われたことをそのまま受け入れてしまう死んだ心は最悪と言っているが、foolish mindのfoolishは愚かという意味だが知能が低い(stupid)という意味ではなく、考えが足りず判断力がないという意味。ここではなにも疑問に感じないということだと思うので感じないと訳した。 ここもa foolish manと書いてあるサイトが多い。 バカな男より悪いものはないとしてしまうと、当たり前すぎて、ここまで精神的なことを歌ってきたのにいきなりそれはないと思う。 ここは意味からもmindとすべきで、そのことからもその前もmanではなくmindと考えるのが自然だと思う。 a man-made manはある程度意味は通るが、a melting manとかa meddling manになってしまうともはや意味不明。
  • o) It’s alright nowはもう大丈夫という意味。 イツオラアイナーと聞こえてnowは聞こえにくいが口と舌の動きで言っていることがわかる。仮想狂気で未来はできているとして、その未来に向けて狂い始めている世界にいる位置で語っていたが、最後でVirtual insanity is what we’re living in. 住んでいるのは仮想狂気が現在進行形で、私たちは(今、すでに) 仮想狂気に住んでいると言っている。つまり、仮想狂気の世界に住むようになってしまったら、alrightになってしまうという恐ろしさを最後に言って、穏やかな雰囲気に変わり不気味な笑いを浮かべている。7)でnothing so bad そんなに悪くないよ、おめでたい奴にはと言っていることと同じ。大丈夫じゃないけど飲み込まれてしまうと平気になってしまう。それが狂気ということ。
  • p) 祈る人たちprayersは29行目の祈ることしかできないと諦めてしまっている人たちを指す。40行目のめでたい奴(happy men)と同じ。この歌をそんな奴らに歌ってやれということ。
  • q) 41行目のわかっているということの意味がここでわかる。もうやっていけないということがわかっているということ。
  • r) ここを感情と訳していいかわからないが、人間らしい喜びや悲しみ、怒り、感動のような感情。virtual insanityではそういうものが抑圧されるからやっていけないと言っている。歌詞カードはthingsになっているがthの音ももnの音も聞こえなくてfeelsにしか聞こえなかった。そのあと歌詞カードは will never be the same.となっていて意味は通る。 しかしこのbeもbよりもfの音が入っているようにどうしても聞こえるので we never feel the sameとした。

Virtual Insanity Lyrics

  1. Wuwuuu hehey
  2. Oh What we’re living in
  3. Let me tell ya.a)
  4. Andb) it’s a wonder men can eat at all
  5. when things are big that should be small.c)
  6. Who can tell what magic spells we’ll be doing for us?d)
  7. And I’m giving all my love to this world only to be told.
  8. I can’t see. I can’t breathe. No more will we be.
  9. And nothing’s gonna change the way we live
  10. cos’ we can always take but never give.e)
  11. And everything’s changing for the worse.
  12. See, whoa, it’s a crazy world we’re living in
  13. and I just can’t see that half of us immersed in sin is all we have to give this
  14. future made of virtual insanity
  15. now always seems to govern by this love we have for g)
  16. useless, twisting, other new technology. f)
  17. Oh, now there is no sound for we all live underground.
  18. And I’m thinking what a mess we’re in.
  19. Hard to know where to begin.
  20. If I could slip the sickly ties an earthly man has made.h)
  21. And now every mother can choose the color
  22. of her child.
  23. That’s not nature’s way.
  24. Well, that’s men said yesterday.
  25. There’s nothing left to do but pray.
  26. I think it’s time I found a new religion. i)
  27. Whoa, it’s so insane to synthesize another strain.j)
  28. There’s something in this future that we have to be told.
  29. Future made of virtual insanity
  30. now always seems to govern by this love we have for
  31. useless, twisting, other new technology. f)
  32. Oh, now there is no sound for we all live underground, oh.
  33. Now there is no sound if we all live underground.
  34. It’s now your virtual insanity, forget your virtual reality.
  35. Oh, there’s nothing so bad, nothing so bad, happy men.k)
  36. Oh yeah, I know, yeah.
  37. [A]
  38. Sing it to the prayers.
  39. wuuu wuuu
  40. I know I can’t go on.q)
  41. I get it’s the virtual insanity we’re living in
  42. has got to change, yeah.
  43. Feels.r)
  44. We never feel the same and I can’t go on
  45. what we’re living in.
  46. Oh, oh, virtual insanity.
  47. Oh, this world has got to change
  48. cos’ that just, I just can’t keep going on in a virtual
  49. virtual insanity that we’re living in, that we’re living in.
  50. Now virtual insanity is what it is here.
  51. heyah
  52. [A]
  53. Wuuuu
  54. Future made of virtual insanity
  55. now always seems to govern by this love we have for
  56. useless, twisting, other new technology.
  57. Oh, now there is no sound for we all live underground. oh.
  58. [B]
  59. Future made of the virtual insanity
  60. now then all we seem to be gathered by a love
  61. for your useless twisting other new technology
  62. and now there is no sound for we all live underground.
  63. Just we do.
  64. [B]
  65. (Chorus: Living in…. virtual insanity …. Living in…. virtual insanity….)
  66. l)Now this life that we live in is all going wrong and
  67. the hell out of the windowm), you know, then, there is nothing worse than
  68. a mind named mind.n)
  69. Still nothing worse than a foolish mind. Heya.
  70. Virtual insanity is what we’re living in. Yeah yea yeah yea yea yeah. It’s alright now.o)

歌い方/発音分析 (カタカナ)

歌うことはできませんが、発音の仕方、区切りが面白いので気づいたことを少しずつ書こうと思います。語尾のtやdは発音しないか次の単語が母音から始まっていたらそれに繋げるのは普通の英会話の英語の基本と同じです。

16. Virtual insanity

題名の肝心なVirtual insanity ですが、バーチャル インサニティーだと思って口ずさんで見るとなにかリズムが合わないと思います。 バーチュア/ リン / サァニティー と分けると合うと思います。virtua / lin / sanity です。 virtual の最後のlと insanity の最初のiが重なってli リの音になって、続くサニティは、次の拍から始まっています。 サニティもニを弱めてサァー「ナ」ティに近めに歌うとかっこいいと思います。

2. What we’re living in

ワッファリバニン what はワッだと思いますが、何度聞いても続いてファの音が聞こえます。恐らくwe’re ワァがwhat のhの口の形から繋がってでたためにファに聞こえるのだと思います。リバニンはliving in. what a world we’re living in! だと感嘆文になりますが、そこまで発音していないと思います。

5. And it is

Andのdが消えてnとiが繋がってAni。itのtとisが繋がって ts。 結果としてアニッと聞こえます。アニッ, ワンダー・・・と歌い出します。アニッ、がリズム感を生み出しています。8行目を初め、Andで始まっている行が多いことに気づくと思います。これが弱起で入ってキレがよく聞こえます。これを歌詞カード通りにイッツから初めてしまうとあれれと思います。

5. at all

アットール と「ト」がはっきり聞こえます。 アット オール でもアッ オールでもなく。

6. things are big that

これもthings are big thatはシング アー ビッグ ザットではなく、シンザ/ビッザ。2拍でリズムが良く歌ってます。thingsのgは飲まれてsは次のareと繋がれてザに聞こえます。 bigのgも飲まれてthatがザッに聞こえます。thatの最後のtはほぼ発音されてません。

7. for us

フォーアスではなくフォーラスとforのrとusのuをつなげて言うと、カッコよく聞こえます。

8. And I’m giving all my love to this world only to be told.

And I’m がここでも弱起で、アナムって感じで、ギービンノーマイのギーが強く入ってます。giving のgは消えてnとallが繋がってギビンノーでgiving all。

9. I can’t see. I can’t breathe. No more will we be.

このcan’t はcanと非常に区別が難しいです。普通の口語でもノンネイティブには文脈から判断するしかありません。キャントとトを強く発音する必要はありません。

11. And nothing’s gonna change the way we live

またでましたAnd。 13行目でもAndがでてくるので、両方とも弱起のAnd でアンを弱く言います。 nothingのthingは一般的に非常に弱く、ここでもナシとしか聞こえません。 口語でsomthingでもthingは呑まれてしまってサムとしか聞こえない(というか言っていない)場合があります。

12. cos’ we can always take but never give.

11と12は行目は両方とも前半を元気に、後半を控えめに歌って、大きく揺れているようなリズム感がでてます。
(前半)Nothing gonna change ナシゴナチェーン /
(後半)the way we live、ザウェーィウィリブ
チェーンザとウェーイウィのリズム感。
(前半) we can always take ウィキャオーウェテー/
(後半) but never give. バネーバギッ
テーバ、ネーバのリズム感。

13. for the worse. See

これは単純なのにネットの情報がなかったら聞き取れなかったかもしれません。 worseとseeが繋がってワーシーに聞こえます。 フォーザ ワーシーです。

15. half of us immersed in sin is all we have to give this

ここを切れ良く歌えるとかっこいいですね。 歌詞を読んでいると歌うのは難しいと思います。ヴァとかスティンとかいう音が聞こえると思いますが、一見この歌詞のどこにそんな音があるかと思うと思います。
1拍ずつこんな感じで。
ハッフォ・ヴァッスィン・マァスティン・シンイズ・ ウィ・ハートゥギブディス
ハッフォはhalf of でfは次の拍にでてきます。
ヴァッシンはf us imで前のofのfとusが繋がって、最後にimmersedのimが繋がります。
マァスティンはimmersedのimはヴァッシンで行っているのでmの音から始まって最後に次の単語のinが引っ付いて、mersedin でマァスティン。 dはtの音になってティン。
シンイズはシン イズとクリアに聞こえると思います。
オウィはall we。切れ良く言っているのでオールとは聞こえません。

19. Oh, now there is no sound for we all live underground.

サビの最後のところ歌詞を読みながら歌うと意外と難しいと思います。 for we が繋がってフォィぐらいに考えておけば、フォイ(for we) / オーリブ (all live) / アンダーグラーンで無理なくなると思います。

21. And I’m thinking what a mess we’re in.

ここはサビが終わってメロディーがガラッと変わるのでAndがまた重要になっています。アンと弱く発音してからシンキンから強く始まります。24行目もアンから始まります。 5行目と8行目の関係と同じです。

28. Well, that’s men said yesterday.

ここはwell, that what they said yesterdayという歌詞が広まっていてどうにもなりませんが、そうやって歌うことはどうにかできると思いますが、そうは歌われていません。 what も theyの音は聞こえません。 ウェルは弱起で微かに聞こえ、ザッツ(that’s)/ メンセ (men said) / ィエスタデー (yesterday)と聞こえます。

29. There’s nothing left to do but pray.

ここもナシから始まっているように聞こえますがthere’sが弱起で微かに入っています。歌う時は気持ち入れるようにするとリズムがとれて歌いやすいと思います。 ナシ(nothing) /レフ(left to)/ドゥーバッ(do but)/ プレー(pray)

32. There’s something in this future that we have to be told.

There’sは弱くサムシンからキレよくリズムよくです。15行目の感じですが、15行目よりわかりやすいと思います。サムシン/ インディス/ フューチャー/ ザッウィ / ハットウ(have to) / ビートゥ(be told) 最後まで、have toは普通 ハフタった感じで発音されますが次のbe toldに合わせて、キレよく ハットウ ビートゥって感じで発音してます。

38. Now there is no sound if we all live underground. ここはNow there が ナゼと短く世弱く、isがイーズとはっきり強く聞こえます。普通 there is はせいぜいゼぐらいにしか聞こえませんが、イーズとはっきり言っているのは後ろのallのオールが長母音が入るので伸ばしてはっきり言っていると思います。前のsound と後ろのundergroundとともに韻を踏んでいるのとともにリズム感がでてます。 (弱)ナゼ (強)イーズ ノーサウン、 (弱)イフィ (強)オー リブアンダグラウン。

39. It’s now your virtual insanity, forget your virtual reality.

ここでyourはほとんど聞こえないと思います。forget がフォゲッ(ト)ではなくフォゲッチャになっているためにyourがあったんだなとわかります。 what is your name? ワッチャネームと同じでyourがチャの音になります。 now yourの方はナウァのように聞こえて now a だとinsanityが不可算名刺なので変です。 同じようにyour がついていると考えられます。

40. Oh, there’s nothing so bad, nothing so bad, happy men.

後ろのnothing so bad, happy men.は歌詞カードにも省略されていてて、happinessと書いてあるサイトもありますがhappynessとは聞こえませんし、意味もわからないです。二つ目のnothing so badは低い声になるので聞き取りにくいですが、n とbadは聞こえるのでおそらく繰り返していると思われます。 こう言っていると思うとこう聞こえますので試してみてください。

77. And this life that we live in is all going wrong and

最後のworng and はwrongのgで終わっているのでgがandのaと重なってgaの音がでてます。アンディス / ライ/ ザ/ ウィリィビン/ イズ/ オー/ ゴイローンガン

78. the hell out of the windowm), you know, then, there is nothing worse than

the は聞こえませんが文法的になくてはなりません。 発音しなくて良いと思います。
ヘルアウタウィンドー/ ユノー / /ゼン /アズッシング/ースザン/

リンク

多くの方がこの曲に興味を持って、解釈してインターネットで公開しています。これらのページも参考になると思います。

英語の歌詞で私が以下のように聞き取ったところをどう示しているか調べました。
(1) this future made of (文を区切っているか。複数形か。)
(2) so bad, happy men
(3) a mind named mind

ウェブページ

洋楽『Virtual Insanity』歌詞・和訳で 英語学習 /ウェブノート

英語の説明とともに書いてあって勉強になります。 half of us immersed in sinのところは私と同じ悩みをもっていました。 only to be toldのところはなるほどと思いました。この解釈のほうが私の解釈より正しいかもしれません。 この部分の構造が良く分かりませんでしたが、私の解釈は歌の中で他にもto be toldや、can take but never giveなど、一方通行の世界の印象があったのでそのように訳しました。
(1) these futures made of (these がfuturesにかかっている点では同感)
(2) happiness (Hの音は認識されている様子で安心)
(3) a man-made man

【歌詞和訳】Jamiroquai「Virtual Insanity」歌詞の本当の意味を解説! (ジャミロクワイ・ヴァーチャルインサニティ) / Studio Webli

half of us immersed in sinの解釈は私とウェブノートさんの解釈と違って、私たちの半分の人達という意味でとっていて参考になります。 こういう意味なのかもしれません。
(1) these futures made of
(2) as a man-made-man
(3) a man-made-man

Jamiroquai「Virtual Insanity」和訳 / sodasekiのブログ

1行ずつに対訳が書いてあるので最初に大まかに意味を掴むのによいと思います。
(1) these. Futures made of
(2) 省略
(3) 省略

20年後の未来を予言していたジャミロクワイ『Virtual Insanity』/ UtaTen

訳とともに背景も含めて解説が詳しく書いてあって、わかりやすいです。
(1) these. Futures made of
(2) 省略
(3) 省略

Virtual Insanity (仮装狂気) – Jamiroquai / 名曲から学ぶ英単語

左右にブロックで分けて書いてあるので見やすいです。 だいたいの意味を掴むのによいと思います。
(1) 不明
(2) 省略
(3) 省略

動画

動画の場合は、スビードに載せて英語の順番に合わせて日本語を書いていかないと行けないので、完全に和訳を書いていくことは難しく、かなり意訳を入れなくてはいけないので、文字だけで書くよりもかなり難易度が上がります。それゆえにある程度の不正確さは入ってもしかたないと思います。くどくど説明を入れることができないので、スピリチュアルな訳になりがちなのは仕方がないと思います。それほど意味を深く考えなくてよくて、歌の意味するところだけある程度知りたい場合にはよいと思います。

その他

この動画の36:00あたりから、JKがVirtual Insanityの歌詞が札幌の地下街からインスピレーションを得たと語っています。

Jamiroquai – Virtual Insanity / MiracleSeven

ダンスのコピー。面白いです。

日清 カップヌードル Jamiroquai 編 Kyary achuachu

カップヌードルの替え歌コマーシャル。 はらへったはらへった(笑)

Virtual Insanity / Jamiroquai Unplugged cover by Ai Ninomiya

日本の歌手が歌ってていい感じです。

カテゴリー: 英語

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